Thursday, November 23, 2006

アメリカの小学校 ⑦


 こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。早いもので、今年もあと一月ちょっとを残すのみになりましたね。こちらアメリカでは、明日の Thanksgiving から様々なHolidays が続き、街はホリデームードでいっぱいです。Thanksgiving Day (収穫感謝祭)は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地(Plymouth Plantation)に移住したピルグリムファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられています。ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬はとても厳しく、大勢の死者を出したのですが、近隣に居住していた北米先住民ワンパノーアグ族(Wampanoag)の助力により生き延びることができたわけです。翌1621年の秋は、とりわけ収穫が多かったため、ピルグリムファーザーズはワンパノーアグ族を招待し、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされています。そんな、歴史的背景を持つ収穫祭のお食事とは、ローストターキー(とつめ物)・、マッシュポテト、ビーンズ、コーン、パンやクランベリーソースなどが定番です。

 さて、11月の中旬にさしかかった頃、例年通り、娘の通っている elementary school からThanksgiving lunch のお誘いの手紙が来ました。この日は、ホリデーに入る直前の1日で、学校給食にターキーやマッシュポテト、グレービーソース、ビーンズなどが出され、親子で一緒に給食を楽しむことができます。そして、食後にはPTAの保護者の方々が作ってくださった、アップルパイやパンプキンパイ・ピーカンナッツパイの中から、好きなパイをひとつ選ぶことができます♪ 正直にいうと・・給食は、日本の方が断然、味・健康・見た目にも美しく、美味しいと思うのですが、アメリカは、わいわいと皆で一緒にお祭りを楽しむ明るさがありますね!私が日本で学校に努めていた頃、日本でも、保護者の人たちを招いて、給食試食会というのが1年に1度ありました。日本の学校栄養士さんたちは、とてもがんばっていらっしゃると思いました。今は、学校給食事情、いかがなものでしょうか。

 明日は、本当の Thanksgiving Day で、私たちは、アメリカの姉の家に招かれています。今頃、みんなでわいわいおしゃべりをしながら準備を進めてくれていることでしょう。また近いうちに、その様子をお知らせしますね!

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