Saturday, June 24, 2006

Every Child Can Do It !

 皆さん、こんにちは。更新が遅れてしまい、ごめんなさい。ここ、Washington D.C エリアでは、既に夏休みに入った学校も多く、夏の のんびりムード が漂いはじめています。アメリカは毎年、9月に新学年が始まり、6月に修了式を迎えるので、この時期は、子ども達にとっては、一学年の学びを終え、長い夏休みを迎える開放感でいっぱいです! アメリカの夏休みは、6月20日前後から9月4日前後の Labor day(勤労感謝の日)明けまで続き、2ヶ月半程度の長いお休みになります。その間、ビジネスマン達も子どもたちの予定に合わせながら、お休みをとったり、国全体がなんとなく のんびりムードになるんですよね。特に、Washington D.C の観光を目当てにここを訪れる家族連れもあったりで、街全体もにぎやかです。

 さて、そんな長いお休みを、アメリカの子ども達はどんな風に過ごしているんでしょうか?実は、子ども達は、様々なCamp (キャンプ)に参加するのが、定番です。これは、日頃からその子が興味をもっているスポーツ(サッカーやアイススケート・水泳 などなど・・・)の Camp だったり、逆に日頃は体験することの少ない自然学習や、カヌーなど少し特殊なスポーツなど・・とにかく何でもありなのです!例年、4・5月になると、今年はどんなキャンプがあるか・・というような特集が 地方雑誌  にたくさん宣伝されています。気になるお値段ですが、例えば教会や公立学校の主催する Camp など、必要最低限の料金を申し出ているところと、乗馬やジェットスキー・・などのような、少し高級感のあるものは 破格の値段を掲示しているところもあります。つまり、その辺りも、各家庭の予算に合わせて・・・という感じでしょうか。
 さて、皆さんは、Suzuki Method (鈴木メソード) という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。鈴木鎮一博士の提唱した 音楽の学習法 で、音符を読むことよりも、耳からきいた音楽を、そのまま、演奏していくことに重きをおいた学習法なんです。 今の アメリカでは、このSuzuki Method は、とても人気があります。 実は、今週、娘がそのサマーキャンプに参加しているのです。大学の一角を貸しきって、北はボストンやニューヨーク、南はフロリダと・・北アメリカに住む Suzuki Kids 達が大集合!というわけなんですよ。

 この Suzuki Method のなかで Every Child Can Do It ! (すべての子どもにできる!)ということが言われています。そして、親が母国語を話すとき、子どもがそれを習って母国語を話せるようになるのが “自然” なように、音楽も(他のことも) 才能は生まれもってもたらされたものではなく、育まれるものなんだ・・という理論なわけです。私は、いつもこれを、日本の子供たちが、いかに英語を獲得できるか・・というふうに考えるときに、応用できないかと考えます。しかも、それは Nurtured by love (愛による育み)であってほしいのです。英語を話すことが特別なことではなく、どんな日本の子どもにも、日本語を話しコミュニュケーションできる喜びがあるのと同じように、英語を話すことによってもたらされる喜びを知ってほしいと思っています。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home