Wednesday, December 13, 2006

アメリカの小学校 ⑧


  こんにちは。12月に入り、ワシントンDCの街並みは、クリスマスのイルミネーションが美しくなっています。通勤帰りの人々も 暗くなり冷たくなった風に、コートの襟を立てながら、早足で家路にむかっていきます。こういう季節は、家族のいるありがたさや、家の中の温かさを感じつつ、まだ、そうした暮らしの出来ない国々の人たち、子供たちを覚えます。私一人でもできて、そんな世界の子供たちの助けになることはないのだろうかと胸の痛む時期でもあります。
 
 さて・・・今日の話題は、久しぶりに、アメリカの小学校についてです。以前、このブログでも、アメリカの小学校では、保護者が "遠足の付き添い"や、"親の仕事を紹介する授業" などで、ボランティアをする機会が多いということを書いたと思うのですが、今回も学校に関わる小さなボランティアを紹介しますね!

 それは・・・。“えんぴつ削り” ボランティアです(笑)。 娘の通う小学校では、年度初めに、クラス代表の保護者を決め(これは日本でもありますよね!)る他に、クラスで使う鉛筆をまとめて削ってくるボランティア、破れた学級文庫の本を修繕するボランティア、それから朝、先生たちが打ち合わせをしている間に英語やスペイン語で、絵本の読み聞かせをしてくれるボランティアの募集などがあります。(算数等の授業でレベルごとに小さなグループに別れ、授業を進めるときは、また臨機応変に募集があります。)

 実は私には、他にも1歳8ヶ月のHandful(手一杯の・・といった意味合いです。)な男の子がいまして、授業そのもののお手伝いをするのは、ほとんど無理なので、こういった鉛筆削りや、本の修繕など、家で出来る仕事を手伝っているわけです。たまたま、この夏、日本で鉛筆削りを買ってきましたので、こういう仕事は、A piece of Cake ! ( Easy as pie!) (へっちゃら。朝飯前!の意味合いです。) なんといっても日本製は性能が良いですから!!

 さて、日本に暮らしていた時、私も小学校に勤めていたのですが、よく担任の先生が授業の合間に学級文庫の本などを直していましたね~♪ 確か、先生方も授業だけでも手一杯なのに・・という感じで、お疲れになっていた印象がありますが、こんな感じで、保護者の人たちに協力を呼びかけるのも良いかもしれませんよね♪ 結局は先生が良い授業をするために元気でいてくれなくちゃ、子供たちにもいいことありませんし(笑)。 

 そして、朝の本の読みきかせについては、英語は例えば、cake(ケーキ)とあるか center(中央の)とあるかで、同じ、Cでも読み方が変わってきますので、そういった意味でも、小学低学年の読み聞かせは子供たちが”読み”を苦痛なく、楽しんでもらうために、とても大切な導入で、人出はあるだけ使っちゃいましょう!というのがアメリカ流です。これについては、また別の機会に書きたいと思います。

 では、皆さま、風邪など引かれませんように♪ また、次回、

0 Comments:

Post a Comment

<< Home