Wednesday, May 17, 2006

休日のすごしかた ② Wine Party















"Please join with us for Neighborhood Wine Party!" (私たちの催す ご近所さんワインパーティーにいらしてください!) ある日の夕方、そんな お誘いカードが わが家のポストに入っていました。切手もはっておらず、差出人は斜め迎えの家のNick と Mary。Nick は仕事をしながら、数年前に郊外の農地を買い、ワイン用のぶどうを育てるのを趣味にしていたのです。それまで、話を聞くたびに、農地を開拓し、ぶどうを植え、ぶどう棚をつくり、虫除けやもちろん水遣りにも気を配り、そして、やっとの思いでぶどうの収穫。そこから、ワインを造る・・・。とても素敵な 趣味なのですが、実際に、私たちの住むワシントンDCから車を2時間以上走らせた 葡萄畑に、共働きで子ども達もいる家族が 足繁く通うのはなんと大変だったことでしょう!もう、このInvitation (招待状) をみただけで、彼らが ワインを大事に育て上げた喜びにみちあふれています。早速、"We'll be happy to be there !" (喜んでうかがいます!)とお返事をしました。

 さて、当日の夜、 私たち、大人をまっていたのは、Wine Tasting (ワインの試飲会)でした。3本のコルクのきっちりしめられた新しいワインが、ご覧のようにベールに包まれ、テーブルの上におかれています。そして、Nick が香り・ワインの色・にごり・味のまろやかさ・舌に残る後味などなど の採点基準を説明してくれ、私たちゲストは飲み比べては、小さな紙に点数をつけていくのです。聞けば、3本の中で2本は市販のもの、残りの1本が彼らの作ったものなのだそうです。

 子ども達は、別の部屋に集まって、楽しくおしゃべりしながら夕食を食べています。約10人位の子ども達が集まっていたでしょうか。年齢もばらばらで男の子も女の子もいるなかで、こうして、近所で遊ぶチャンスがあるのはよいことですよね。

 さて、大人たちは、談笑しながらも、神経を舌に集中させて、味くらべをしています。いつも目に見えているものが隠れていて、それを当てなくちゃいけないとなると、日頃とは全然違う神経を使うことをはじめて知りました(笑)。大人たちが一様に、ワインの香りを静かにかいで、少しだけ口に含んだ味のまろやかさを確かめている様子を見た子どもの1人が "This is like a science experiment !" (なんだか、科学実験みたいだね!) というので、みんな大笑いでした。

 さて、このWine Tasting (ワイン試飲会)。やっぱり、プロとアマチュアの差はわかるものなのだなぁ・・と思いつつも、初めてのワインにしては、とてもおいしかったと思うのですよ!来年は、もっと違うことを工夫して、もっとここをこんなふうに改善して・・・と Nick の夢はつきません。“来年もワインができあがったら是非よんでね!” とお願いして帰宅したのでした。アメリカにはワイン作りが趣味という人が時々いるのです。いろんなことに手をだしたくなる性分で、しかもワイン大好き!の私としては、クイクイと心誘われながらも、ワイン作りの王道はなかなか険しい道のり・・と自分の好奇心を抑えているところです(笑)。


PS: 前回、コメントの投稿がうまくできない・・ということを書いたら、ある投稿者の方から “匿名” で投稿すると簡単に投稿できると教えていただきました。色々ご不便をおかけいたします。もし、ご興味ありましたら、試してみてくださいね!コメントをいただくととても励みになることが分かりました(笑)!次回は、いちおしのゲストをお招きします。お楽しみに!!

 では、月曜日に、また お目にかかりましょう!

2 Comments:

Anonymous Anonymous said...

サーストン弘美さんが、何にでも手を出したくなる性分と自分のことを告白していたので思わず笑ってしまいました。弘美さんのお父さんという人を知っていますが、とにかくいろいろなことに手を出したがる気の多い人ですから、多分そのDNAを受け継いでいるのでしょう。父親は、車の運転にこり始めると、何年かはそれ以外のことを省みない、それが冷めてしばらくすると、今度はガーデニング、出張で外国へ行ってくると、そこの言葉をかじり始めてまた数年、学校を卒業した頃はロシア語をかじっていて、東郷正延先生のテキストを買いまくり、しばらくするとラジオフランス語講座にはまって前田陽一先生の録音テープが山のようにたまり、ブラジル語、中国語と、とにかく手だけはよく出す人です。あれがもう少し根気よく続けていれば、あの人もそうとうなものに、なっていたでしょうにねえ。そんな人を思い出したものですから、ちょっとご報告しておきます。それにしても、ワインは美味しいねえ!!
kuri

4:45 PM  
Blogger Pink Rose said...

Kuriさん

 夏休みにはスペイン語も話す娘がお邪魔しますので、そちらのカセットテープも、テキストの山に加えておいてくださいませ(笑)!
 コメントありがとうございます!

11:54 PM  

Post a Comment

<< Home