Monday, January 30, 2006

はじめに


 これは日本の子供たちと、そのご家族に捧げるブログです。今、私は、日本の子供たちが、私たちの美しい国語(日本語)と同じように英語を自由に話す国際人に育って欲しいと強く願っています。

 私自身、英語を話すようになったのは、成人し、アメリカ人の夫とお付き合いをするようになってからでした。中学校から習った教科書での英語は、どこか遠い国の言葉のように感じて、必要性にも、そのおもしろさにも十分ふれることなく過ぎていました。自分が将来ワシントンDCに永住するなどとは全く考えもしないことでした。

 子供が生まれ、生活の拠点が東京からDCに移り4年がたちました。ここワシントンDCには見事なほどに様々な民族が集まっています。私も今では通訳や翻訳の仕事をするまでになりました。もちろん、必要に迫っているから英語が上達したのもあるでしょう。でも、なによりも、この国の “オープンな明るさ” というのか、

 英語さえ話せば、どんな国籍の人も仲間としてうけ入れてくれる 
 “国としての器のおおらかさ”

 が大好きになったのです。もしあなたがサッカーが好きで「サッカーをしよう」と仲間が集まれば、ゲームの楽しさを分かち合うことができます。もし、あなたがバイオリンを弾くなら、オーケストラに入り、協奏する喜びをしるでしょう。「英語」もそれに似ています。

 同じ国際舞台に立つならば、世界の友達とともに学び、笑い、語りあうことができます。私は日本の子どもに是非、その快感を知ってもらいたいのです。海に囲まれ、経済的にも他国に頼ることなく過ごせた私たち日本人。その恩寵の裏側で、英語を話さない国民になってしまいました。でも、これからは、どんどん飛び出して、みんなと同じように輝くひとみを持つ世界中の子どもたちと友達になってほしいと思います。