Wednesday, May 31, 2006

Memorial Day


 こんにちは。こちらワシントンDCは、肌寒い日が続いていましたが、この日曜日(5月28日)を境に、初夏のような暑さになってきました。翌日29日は、Memorial Day (メモリアルデー・戦没者追悼記念日)といって、もともとは南北戦争の戦没者追悼のための国民の休日でしたが、今は国のために命を落としたすべての軍人のみなさんの記念日になっています。また、アメリカ流の考えでは、この日を境に “夏” がきます。プール開きや家族でバーベキューやピクニックにでかける日としても定着しているんですよ。

 私たちがピクニックに出かけたときは、すでに公園には多くの家族が好きなランチをもって遊びに来ていました。バーベキューのお肉の焦げかけたようないいにおいあり!魚釣りする人あり!の、まさに絵に描いたような Memorial Dayになっていました。

 そこで、もうひとつ私の目を惹きつけたのは、子だくさんの、このご家族(写真右→)。お父さんとお母さんの他に、子どもたちが7人くらいはいたでしょうか。一番上の男の子が16歳くらい、一番下の子は2歳くらいです。女の子ももちろんいました。彼らは、きれいに一列にいすをポトマック河を見るように並べ、きゅうりとハムのシンプルなサンドイッチとお水を飲み、家族で静かに、でもとても楽しそうに、話をしているのです。多分、1時間くらいは そうやってゆったりとおしゃべりをしていたと思います。幼い子ども達もぎゃーぎゃーと騒ぐことなく、こんなに人数が多いのに、どうしてこんなに穏やかなのかしら?と なにか、しっとりした古きよきアメリカの家族・・を見る思いで、見ていて、とても感激してしまいました。心豊かで温かい家庭なんだろうなぁ・・と 想像しましたよ。アメリカでは(日本でもそうだと思いますが)時々、こういった子だくさん家族がいて、周囲の目を惹きつけます。(私も、私とほぼ同じ年齢で6人子どもさんのいる人を3組知っていますよ!)というのも、本当にこれは、私の個人的な感想ですが・・・、たくさん兄弟姉妹のいる家庭って、全然ザワザワしていないんですよ。一人一人がそれぞれの役割をわきまえているというか、究極は家庭のしつけが良いんでしょうね・・。いつも感心しています。

  ギラギラと暑い夏がアメリカにやってくる前に、もう少し、こんなのどかな お天気を楽しみたいものです。

 PS 前号の“犬の里親ボランティア”Doug さんの記事はご覧いただけましたか。スペシャルゲストが投稿してくれた際には、多くの方にご覧いただきたいので1週間記事を掲げておきます。今回は、定例号ですので、また月曜日にお目にかかります!みなさま、お体ご自愛くださいね。

Thursday, May 25, 2006

Hello Friends ③ 後編

 皆さん、こんにちは。今日は“飼い主のいない犬達の里親”としてボランティアをされているダグさんへのインタビュー 後編(和訳版) をお届けします!!

 僕はダグ(Doug)です、日本式にいえばDaguですね。バージニア州に住んでいますが、日本の会社で働いているため、年に4‐5回は日本とアメリカを行ったり来たりしています。日本の食べ物は大好きですし、他国の料理をするのも好きなんですよ。奥さんと僕は 料理をしたり、新しい物を食べてみたりするのが とっても楽しみなんです。そして、なるべく、自然で有機飼育や農法によってできたものを食べたいと願っています。僕の家族は、僕自身といずみ(奥さま)、1歳の息子の泰貴 そして、毛深くて斑点のある兄弟分のピーディーでなりたっています。ピーディーは僕たちが里親になった12匹目の救助犬です。とっても良い子なので、ずっと一緒に暮らすことにしたのです! (注:ピーディー君は、写真一番下、向かって左のワンちゃんです。)


ヒロミ:ダグさん、こんにちは!今日はあなたの貴重な経験談を私たちに聞かせてくださってありがとうございます。最初に 飼い主のいない動物達への里親ボランティアについて概要を教えていただけますか?

ダグ:数年前に、夫婦で何かボランティアをしたいと決めたんだよ。そして、二人とも動物が大好きだったから、自然のなりゆきで救助グループで働くことにしたんだ。そこは、キャピタルアニマルケアといって、犬や猫を保護したり、移動式の動物病院(車)で、DC近郊の犬や猫の不妊手術を施したりしている団体なんだ。特に これといった限定した仕事はないんだけど、僕たち、ボランティアは 救助された犬や猫を、新しい飼い主が見つかるまでの間、自分の家で彼らを飼って、居心地のいい場所を提供しているんだ。収容施設にいれられているより、誰かの家庭のほうが 動物達にとってもずっといいからね。

ヒロミ:この地域の動物達は、どんな理由からホームレス(孤児)になってしまうのでしょうか?

ダグ:仕事をクビになって、奥さんに家から放り出されたんだよ(笑)!・・というのは冗談で、動物を飼おうと思う人たちは、彼らが10年、15年と長期にわたって、その動物達を世話しなければならないという自覚がないんだ。だから、人間の生活スタイルが変わったとき、飼っていた動物をどうしたらいいのか分からない。他の動物達は、虐待されたり、望まれずに生まれてしまった・・などの理由だよ。でも、ペットが過剰に増えてしまう 最大の理由は、動物達に不妊手術をしないからなんだ。これは、とても簡単な手術で、動物が過剰に増えてしまうのを抑えることができるんだよ。

ヒロミ:この地域で、どれ位の家庭が、キャピタルアニマルケアの団体に登録し、ボランティアをしているんでしょうか?

ダグ:正確な数字はしらないな。人によって、クリニック内でボランティアをするけど、動物達の里親にはならないこともある。僕たちも、今現在は里親をしていないんだ。家の中に2人の子ども(1歳のお子さんと犬のピーディー君)がいるから手一杯なんだよ!将来、また里親になると思うんだけれど、今は、違うやり方で、ボランティアをしているよ。

ヒロミ:今までに里親として、何匹の犬を家庭で保護してきたのですか?そして、それはどんなものでしたか?

ダグ:今までに12匹の犬を里親として、家に迎え入れたけどね、彼らはそれぞれ みんな、違っていたよ。里親になってみる、ひとつ大きな魅力は、多くの違った犬の性格を経験できるということだと思う、でも、彼らをずっと飼い続けなくてもいいわけだから。僕たちがあずかった犬のほとんどが子犬だったよ-とっても可愛い、でも、しつけをしなくちゃいけないから大変だよ。ほとんどの犬は1-2ヶ月あずかっているうちに、あたらしい飼い主がみつかるんだ。僕たちは、今でも、僕たちがあずかっていた犬達の新しい家族を訪ねることがあるよ。彼らが飼い主に愛され、永遠の家があるのをみるのは、本当に嬉しいことなんだ。僕らの家の壁には、預かっていた犬の写真を飾っていてね、彼らが僕たちにくれたすばらしい想い出を今でも話しているんだ。

ヒロミ:どうして、あなた方ご夫妻は そのボランティアをしているんでしょうか。何があなたをそうさせるんでしょうか?

ダグ:もし、誰かが、週に数時間でもいいし、月に数時間だっていい。どんな形でか、ボランティアをしたら世界がどんなに素晴らしいものになるんだろう!多くの人たち(や動物達)が助けを求めてるんだ。僕らは、多くの助けがいらない状況にあって、それは本当に幸運なことなんだ。だから、助けの必要な人たちの生活を底上げすべく、ボランティアができるというのは 僕にとっては うれしいことなんだよ。

ヒロミ:では、最後の質問です。あなた方は、このボランティアから、何を学び、何を得ているのでしょうか?

ダグ:ボランティアは あなたの人生を豊かにするんだ。でも、それはお金によってではないよ。他の人を助けるということは、自分の心の中に歓びを感じることなんだ。僕たちの場合、僕たちの保護していた犬の1匹がすばらしい飼い主を見つけたとき、その犬のためにとてもハッピーな気持ちになるよ。たとえ、その犬が自分たちのもとを去って、さびしく思ってもね。
この報われた気持ちは、お金では買えないんだよ ― ただ、良いことをしたときにだけ、それを感じることができるんだ。

ヒロミ:日本の読者に何か、コメントをくださいますか?

ダグ:こうして、アメリカの文化をもっと知りたいと願ったり、もっと英語が上手になりたいと願う人々と何かを分かち合うことができるのは とても嬉しいことだね。読者の一人一人が、ほんの少しのことでよいから、自分の興味のあることにおいて、ボランティアの道をさがしてくれるといいと思うな。

ヒロミ:ダグさん、貴重なお時間をどうもありがとうございました。あなたの純粋なボランティア精神にはとても感激しました!

ダグ:褒めてもらって、どうもありがとう。でも、表彰されるためにボランティアをしているわけじゃないんだ。助けを必要としているものに対して、自分のできることをする。そして それが、自分にとって幸せな気持ちをもたらせてくれるんだ。 


編集後記:ダグさんご夫妻のような人たちに、里親になってもらった犬達は、とても幸せだと思いませんか。慌しい毎日の中で、自分の生活にばかりに目をむけている私自身、対談をさせていただいて、とても感銘をうけました。助けを求めるだけでなく、いろいろな形で、アメリカの中において貢献できることを探してみたいと思うようになりました。

 皆さんはどんなふうに感じられましたか?

 キャピタルアニマルケアの詳細はこちら・・・・ http://www.capitalanimalcare.org/

Saturday, May 20, 2006

Hello Friends ③ 前編

 皆さん こんにちは!またまた、本ブログに、特別ゲストが来てくださいました。彼は、奥さまと一緒に “飼い主のいない犬達の里親”としてボランティアをしています。飼い主のいない動物達への里親制度は 日本ではまだ一般化していないように思います。アメリカではどうなのでしょうか、そして 実際に、彼はどんなことをしているのでしょうか? ダグさんがどんなことを語ってくれるのか 早速、話を伺ってみましょう!

 My name is Doug, or Dagu is how people call me in Japan. I live in Virginia, but I work for a Japanese company, so I have to go back and forth to Japan four or five times per year. I LOVE Japanese food, but I also love to cook other kinds of foods, too. My wife (Izumi) and I really enjoy cooking and eating new kinds of foods and, if possible, we like to eat natural, organic foods. Our family consists of myself, Izumi, our one year old son, Taiki, and his hairy, spotted brother Petey. Petey was the 12th rescue dog we fostered, and he was so good we decided to keep him!

Hiromi: Hi. Doug! Thanks a lot for sharing your precious experience with us today! First of all, can you tell us about a volunteering of foster family for homeless animals?

Doug: Several years ago, we decided that we wanted to do some volunteer work, and we both love animals, so we naturally chose to work with a rescue group. We volunteer with a group called Capital Animal Care, which rescues dogs and cats and also has a mobile veterinary clinic to perform spay and neuter services in the DC area. There are no specific jobs, but we volunteered to keep rescued dogs and keep them in a nice place until a family could adopt them. It’s a much better place in someone’s home than in a shelter!

Hiromi: What are some reasons that dogs become homeless in this area?

Doug: They got fired from their jobs and their wives kicked them out! That’s a joke. Actually, people who get animals usually don’t realize that they have to take care of them for ten or fifteen years, so when their lives change, they don’t know what to do with their animals. Other animals are abused or unwanted. But the main problem with pet overpopulation is not having animals spayed and neutered. This is a very simple operation, and it helps keep animal population down.

Hiromi: And do you have some idea how many families in this area register and volunteer with this group?

Doug: I don’t know exactly. Some people volunteer in the clinic, but don’t foster animals. We are currently not fostering animals because two “children” are enough! Maybe in the future we’ll begin fostering again, but for now we volunteer in other ways.

Hiromi: How many dogs have you had as a foster family? Then, how were they?

Doug: We’ve had 12 dogs, and all of them were so different. One great thing about fostering is that you can experience lots of different personalities, but you don’t have to keep them forever. Most of the dogs we kept were puppies—very cute, but a lot of work for training. Most dogs we kept for 1-2 months, then a family would adopt them. We still visit some of our old foster dogs, and it’s great to see them in a loving, permanent home. We keep photos of all our old dogs on the wall, and we still talk about all the wonderful memories they gave us.

Hiromi: Why do you and your wife do this volunteering? What motivates you to do so?

Doug: If everyone just took a few hours a week or a few hours a month to volunteer in some way, just think how much better our world would be! There are many people (or animals) that need help, and we have been so lucky to NOT need much help, so we’re happy to lift up those who need it.

Hiromi: So, this is the last question, actually what do you get or learn from this volunteer?

Doug: Volunteering makes your life richer, but not by money. It gives you a good feeling inside to help others. In our case, when we saw one of our dogs find a terrific home, we felt so happy for that dog, even though we were a little sad to see the dog leave. These rewarding feelings can’t be bought with money—they only come from doing good.

Hiromi: Can you give some comments to Japanese blog readers?

Doug: It’s nice to share something with people who want to learn more about American culture, and who want to learn English better. I hope each reader will find some way to volunteer just a little bit in whatever area interests them.

Hiromi: Thank you very much for your time, Doug. Your pure volunteering spirits for animals is very impressive!

Doug: Thank you for the compliment, but I don’t volunteer for the recognition. I do it to help others who need it, and also for the good feeling it gives me.


 彼は、インタビューの中でとても感銘を受けることを、とても優しく自然に語りかけてくれています。ぜひ、あなたのお友達や家族の方、職場の方にも、この記事を読んでいただけたらと思います。http://nohohondclife.blogspot.com/

 インタビュー形式のために、長文になってしまいましたが、Dougさんが、わかりやすい英語を使ってくれていますから、読みはじめれば、すらすら読めてしまうと思います!えっ?そんなことないって・・?そんな方たちのために、木曜日は 後編(和訳版)をお届けします(笑)!お楽しみに!!

では、また木曜日にお会いしましょう!!

Wednesday, May 17, 2006

休日のすごしかた ② Wine Party















"Please join with us for Neighborhood Wine Party!" (私たちの催す ご近所さんワインパーティーにいらしてください!) ある日の夕方、そんな お誘いカードが わが家のポストに入っていました。切手もはっておらず、差出人は斜め迎えの家のNick と Mary。Nick は仕事をしながら、数年前に郊外の農地を買い、ワイン用のぶどうを育てるのを趣味にしていたのです。それまで、話を聞くたびに、農地を開拓し、ぶどうを植え、ぶどう棚をつくり、虫除けやもちろん水遣りにも気を配り、そして、やっとの思いでぶどうの収穫。そこから、ワインを造る・・・。とても素敵な 趣味なのですが、実際に、私たちの住むワシントンDCから車を2時間以上走らせた 葡萄畑に、共働きで子ども達もいる家族が 足繁く通うのはなんと大変だったことでしょう!もう、このInvitation (招待状) をみただけで、彼らが ワインを大事に育て上げた喜びにみちあふれています。早速、"We'll be happy to be there !" (喜んでうかがいます!)とお返事をしました。

 さて、当日の夜、 私たち、大人をまっていたのは、Wine Tasting (ワインの試飲会)でした。3本のコルクのきっちりしめられた新しいワインが、ご覧のようにベールに包まれ、テーブルの上におかれています。そして、Nick が香り・ワインの色・にごり・味のまろやかさ・舌に残る後味などなど の採点基準を説明してくれ、私たちゲストは飲み比べては、小さな紙に点数をつけていくのです。聞けば、3本の中で2本は市販のもの、残りの1本が彼らの作ったものなのだそうです。

 子ども達は、別の部屋に集まって、楽しくおしゃべりしながら夕食を食べています。約10人位の子ども達が集まっていたでしょうか。年齢もばらばらで男の子も女の子もいるなかで、こうして、近所で遊ぶチャンスがあるのはよいことですよね。

 さて、大人たちは、談笑しながらも、神経を舌に集中させて、味くらべをしています。いつも目に見えているものが隠れていて、それを当てなくちゃいけないとなると、日頃とは全然違う神経を使うことをはじめて知りました(笑)。大人たちが一様に、ワインの香りを静かにかいで、少しだけ口に含んだ味のまろやかさを確かめている様子を見た子どもの1人が "This is like a science experiment !" (なんだか、科学実験みたいだね!) というので、みんな大笑いでした。

 さて、このWine Tasting (ワイン試飲会)。やっぱり、プロとアマチュアの差はわかるものなのだなぁ・・と思いつつも、初めてのワインにしては、とてもおいしかったと思うのですよ!来年は、もっと違うことを工夫して、もっとここをこんなふうに改善して・・・と Nick の夢はつきません。“来年もワインができあがったら是非よんでね!” とお願いして帰宅したのでした。アメリカにはワイン作りが趣味という人が時々いるのです。いろんなことに手をだしたくなる性分で、しかもワイン大好き!の私としては、クイクイと心誘われながらも、ワイン作りの王道はなかなか険しい道のり・・と自分の好奇心を抑えているところです(笑)。


PS: 前回、コメントの投稿がうまくできない・・ということを書いたら、ある投稿者の方から “匿名” で投稿すると簡単に投稿できると教えていただきました。色々ご不便をおかけいたします。もし、ご興味ありましたら、試してみてくださいね!コメントをいただくととても励みになることが分かりました(笑)!次回は、いちおしのゲストをお招きします。お楽しみに!!

 では、月曜日に、また お目にかかりましょう!

Monday, May 15, 2006

Green Thumb !


"You have a green thumb !" 

 って英語で どんな意味でしょうか? thumb は親指だから、“あなたは、緑色の親指ですね!”・・・・??? むむむ・・・。 何のことでしょう・・・?では、そう言われた相手が

"Oh ! Thank you. I love gardening !! "

“あら!ありがとう。 私、ガーデニング(園芸)が大好きなのよ!!” と続けたら、どうでしょうか?

そうです!英語で Green thumb 直訳すれば “緑の親指” とは、 実は “植物を育てるのがとても上手な人” のことなのです。アメリカでは 子どもでも "I like gardening with my parents." (お父さんやお母さんと、庭で土いじりをするのが好きだわ。) とこたえる子の多いこと! だから、花の咲き誇る春になると、そこらじゅうに Green Thumb がいて、お互いの庭をみては、褒めあい、上のような会話がなされるのです。  

 さて、かくいう 私も、ガーデニングで無心に土をいじり、その労を報いるように美しく咲いてくれる花たちに心癒される ガーデニング愛好家 なのですが、最近 毎朝、決まった時間に、庭に かわいいお客さんが来てくれて、私の庭の Rose (バラ) Peony(芍薬) Iris(アヤメ) などの花をゆっくり観賞してくれるのです。このブログのために、ぜひあなたの写真を撮らせてくださいな!とお願いしても、はずかしがり屋なお客さんで、1週間目にやっと OK をもらえたんですよ。 写真をみて、おわかりになりますでしょうか?
Chipmunk (シマリス) なんです(写真をクリックすると拡大してご覧になれます)。 この膨大につまれた薪は、冬に家の暖炉で使うものなのですが、今年は思いのほか暖冬だったので、春になっても使い切らなかった 薪が、庭先におき放されているのです。どうやら、このシマリス君、ここに居心地の良い家をかまえたようなのです。そして、朝、決まった時間になると、薪の家から出て、私の庭を花をみながら、お散歩・・という感じなのです。 絵本の中の主人公のように 性格のかわいい シマリス君なので、この子を主人公に 子どもたちのために 絵本を描いてみたいなぁ・・なんて気になっている この頃です! どんなふうに ここからお話を続けていきましょうか。こういう夢のあることは、子ども達は大好きですよね。最初のお話を、大人がしてあげると、そこから どんどん紬糸のように 子どもたちの想像の世界が広がっていきますから。

 

 
 P.S さて、 どうやら、本ブログのコメント機能が不良のようです。知人や家族を通して、投稿したのに掲載されていない・・という話を伺うことがあり、申し訳なく思っています。このブロガーというプロバイダーに色々不備があるようなので、私がコメントをコントロールしているわけではないので、ご容赦ください。ブログアドレスの引越しも検討しなければ ならないのかもしれませんが、もう少し、このまま続けてみようかな・・と思っています。これからも、素敵なスペシャルゲストがどんどん登場してくれますし、気長にお付き合いいただけますと幸いです。

  では また 木曜日に お目にかかりましょう!

Friday, May 05, 2006

Hello Friends ②

このコーナーは 私のまわりの すてきなアメリカ人の“職業”を ご紹介するコーナーです。アメリカの人たちはどんなふうに仕事をしているの?アメリカ人のプロフェッショナルな一面をちょっと覗いてみたいと思いませんか? まずは、英語で彼らが自己紹介。どんなことを語ってくれるのか?英語の勉強にもなりますね(笑)。

 今回のゲストは、4年前、私たちがアメリカ暮らしをはじめ、表面のアメリカしか見えず、友達もいずにホームシックになっていた時、娘と私を自宅にさそってくれた女性です。音楽家の彼女らしく、庭のバラを剪定しながら いつもクラシック音楽を口ずさんでいる すてきな女性です。彼女を通して学んだ 心豊かなアメリカ暮らし は 私が アメリカやアメリカ人を好きになった大きなきっかけです。 

My name is Janet and I am a classical violinist.I play in concerts for people all around the city. Sometimes I play alone or with a piano accompanying me, and sometimes I play in the violin section of a large orchestra. I also get to play concerts sometimes with just a few other people- this is called chamber music and it is my favorite kind of classical music to perform because your "voice" can be heard, but the music is also dependent on the other voices as well. The result is a kind of musical conversation. Since I perform in Washington, D.C., I get to play in some neat places. For instance, I play concerts in the National Gallery of Art which is fun because there are so many visual masterpieces to inspire the music we play!

I live on a farm outside of the city with my husband and two children. Our favorite things include exploring around our pond (there are ducks, geese, frogs and birds and of course lots of fish), milking our dairy cow and goat so we can have fresh milk every day, and collecting eggs from our flock of chickens. The air here is very clear and on most nights we can see many stars up in the sky.

I have never been to Japan but would love to visit some day-my favorite food is sushi, altough in this country it is a special treat which my husband and I have only a few times a year. I like very much the Japanese that I meet here in the states and I am a fan of Dr. Shinichi Suzuki because I was brought up studying the Suzuki violin method.

 私はジャネットといい、クラシックのバイオリニストです。多くの市民のためにコンサートで演奏をしています。バイオリンの独奏をする時もあれば、ピアノの伴奏と共に弾くこともあり、大きなオーケストラの中のバイオリン奏者の1人として演奏したりすることもあります。そして、時には ほんの数人の人々とだけでコンサートで演奏することもあります。 これを室内楽というのですが、私が一番好きな演奏のしかたです。なぜなら、あなたの“声”(バイオリンの音色)は、きちんと聴衆に聞いてもらうことができます。室内楽の場合、その音楽は自分の声と共に他の“声”にもよるところがでてきます。その結果、それは音楽的な会話のようなものなのです。私はワシントンDCで演奏するので、時にはすてきな場所で演奏できることもあります。たとえば、ナショナルギャラリーオブアートなどは、たくさんの目に見える芸術の傑作がありますから、演奏する時には、それらから とても刺激を受け感化されるのです。 

そして、私は、郊外の牧場に夫とふたりの子ども達と暮らしています。そんな私たちが楽しんでいることは、敷地内の池(そこには アヒルやガチョウ、蛙や鳥達、そして魚がたくさんいます!)を散策したり、牛とヤギの乳搾り、ニワトリの群れの中から卵をあつめてまわることです。ここの空気はとても澄んでいて、ほとんどの夜には、空一面に星をみることができます。

 私は、日本にいったことがありませんが、いつか行ってみたいですね。-お寿司が好きなんですよ(この国では特別なごちそうで、夫とふたりで年に数回しか食べるチャンスがないけれど)。ここ、アメリカで出会う日本の人たちは大好きです。それから、私は 鈴木鎮一博士のファンでもあります、なぜなら、鈴木メソッドでバイオリンを習って、育ちましたから!


 世界でも有名な交響楽団で演奏しつつ、有機農場を立ち上げるべく田舎暮らしを始めた彼女。ダイナミックな文化の交錯には、いつも 驚かされ、感心しています。今回、本ブログのプロフィールにメールアドレスを加えました。彼女への感想もお待ちしていますよ!日本語でもかまいません。

PS. このブログは、英語を通し、日本の子供たち、青年達が世界の友達と共に活躍する 国際人になってもらえたら・・という想いからはじまりました。これらの投稿も、それらを快く理解してくれた投稿者が 日本の青年に向けて書いてくれています。1人でも多くの日本の若者や、ご家族に楽しんでいただけますよう、お友達・ご親戚に 本記事を紹介していただけたら、幸いです。

 ではまた、木曜日にお会いしましょう!

Thursday, May 04, 2006

アメリカのなかの“日本”③


 G.W 真っ最中の日本の皆さん、楽しく過ごしていらっしゃいますか。おでかけしたり、いつもより のんびり過ごしたり・・・・。お休みっていいですよね!

 さて、今日、ご紹介する “アメリカのなかの日本” は サラダドレッシングです。日本でもそうだと思いますが、アメリカの grocery store (スーパーマーケット)のドレッシングの種類の多さといったら・・・!
真剣に選んでいたら、日が暮れてしまいそうです。ですから、大まかな味の雰囲気と あとは テーブルの上にそのまま出しても かまわない おしゃれなラベルで・・・なんて選んでしまっていました(お料理苦手がばれてしまう・・・)。そして選んだのがこちら!

 さて、いざ夕食になり、ホット一息。ラベルの裏を何気なく読んでいたら・・こんなことが書いてあったんです。

CHEF CREATED.... NATURE INSPIRED!
While Climbing Mt. Fuji in Japan, Chefe Drew-san...enlightened by the delicate balance of earth, water, and sky... created the essence of his experience in this sensory delight. Finding the delicious culinary balance of organic soy sauce, orange juice, and rice wine vinegar,Chef Drew is pleased to bring harmony to your home.

 つまり、このドレッシングを作った デゥリューさんというシェフは、富士山に登っていた途中で、大地と水と空の巧みなバランスから、インスピレーションを受け、有機大豆しょうゆ、オレンジジュース、米酢などを使って、このドレッシングをあみ出した!というわけなんです。なるほどねー。でも、もう一つ、アメリカに住む日本人として、おもしろいと感じたのは・・この “みかん” なんですね。こちらで、Asian Salad (アジア風のサラダ)・・というと ほとんど100%のサラダの上に “缶みかん” がのっているんです。これは おもしろいですよね。italian salad といったらトマトやオリーブ・生ハムがのっているのを想像するのと同じように、アメリカの人たちは、アジア・・といったら ”缶みかん” のようなんですよね。

 このインスピレーションは いったいどこから来るのか、未だにわかっておりませぬ(笑)。 私たち日本人って、そんなに“缶みかん”ってよく食べていますでしょうか?中国人と韓国人のお友達にも聞いてみないといけませんね!また、ご報告しますね(笑)。

DREW'S Dressing の詳細は www.ChefDrew.com  でご覧いただけます。

 では、また!月曜日にお会いしましょう!!

Monday, May 01, 2006

" Take Our Children to Work Day "

 こんにちは。日本の皆さんはG.W中なのですね!新年度がはじまって、学校生活や仕事でたまっていた疲れや、思いっきり遊べなかったからだを十分リラックスさせてくださいね!

 さて、先週の木曜日(4/27)の朝、ラジオをかけながら車の運転をしていると、DJが、その日が " Take Our Children To Work Day" であることを教えてくれました。これは、“子ども達に両親の職場を紹介する日”です。たいていの会社は、子ども達を決まった時間に集合場所に集め、会社の仕事内容や、仕事環境を “子ども達にわかる言葉” で説明をしてくれ、会社の中を見せてくれるツアーです。アメリカでは、とても一般的な催しなんですよ。(しかし、恥ずかしながら・・・我家の場合は、夫の職場に幼い子がいる家庭が少ないせいか、どちらかというと仕事、仕事!というアメリカではマイナーな環境なので、職場に招待されたことがなく・・この日のこともラジオで聞いて、あっ、そうだった!と思いだした次第です。) 私は、この催し物がとても好きで、アメリカらしいな!と思うのです。日本もどちらかというと、夫のような仕事環境で、子どもが職場を訪れるなんて、、という感じだと思いますが、子どもが親の仕事場を見るということは、親の仕事に対して“親近感”がわき、また 親がどうやって自分達を養ってくれているか間接的に“尊敬”の念ももたらされ、また将来において、“先生、看護婦さん、消防士、バレリーナ” とか、一般的に子どもたちの知っている仕事の枠を超えて、“ああ、こんな仕事もあるんだ!”なんて知ったりして、子どもの将来のためにも、とてもよいことだと思うんですよ!
 
 また付け加えて、ここワシントンDCでは普段の日でも、親が子ども達を職場に連れて行くことが、たま~にあります(笑)。・・というのは、こちらは冬に雪が降り、学校が休校になることがあります。学齢期以下のお子さんですと、保育園や専門のnanny(ナニー・ベビーシッター)さんがいますから良いのですが、普段は学校に行っていて放課後に after school program (学童保育)に通っている子ども達は、“雪のため休校” というアナウンスと共に、一日中、行く場所がなくなってしまうわけです。そうなると、お父さんが休んでみたり、お母さんが休んでみたり、おじいちゃんおばあちゃんに来てもらえないか、友達の家に・・とか、やっぱりアメリカの家族も日本と同じように、なんとかやりくりしようとするんですね。でも、最後は、国自体がおおらかなんだろうなぁ・・と思うのですが、子どもを職場に連れて行くという選択肢も残っているんですね。お父さんが会議中に、子どもはお父さんのデスクで絵を描いていた・・なんてよく聞く話です。でも、こちらは、結局、連れて行ったお父さんとしては、あまり集中できずに絶対に済ませなければいけない仕事を終えたら、早々と子どもと家にかえる・・・というパターンが多いようですけれどね(笑)!

 皆さんの職場に、お子さんを連れて行く・・・なんて想像できますか?


 PS. 写真の花の正式名は Dicentra Spectabilis とあり、コマクサ属の多年草植物なのですが、こちらアメリカでの彼女の通称は "bleeding heart"、失恋してハートが泣きだしている・・そんなイメージでしょうか。日陰を好む、ひっそりした美女です。 ・・・・・と、ここまで書いてから和名を調べてみると、この植物、原産地は日本なのですね。正式名はケマンソウ(仏様の装飾品のケマンに似ているから)で、日本での通称はタイツリソウ(鯛釣り草)ですって。なるほど・・2つの国でイメージってかなり違うものなんですね。皆さんは、このお花をみて、どちらをイメージされるでしょうか?

 では、楽しい毎日をお過ごしくださいね!また木曜日に、お会いしましょう!!