Thursday, March 30, 2006

Come on, Bud !

こちらワシントンD.Cも桜が満開です!アメリカにいながら日本を感じ、また日本人であることを誇りに思える桜たち。今週末がお花見のピークのようですね。日本はいかがでしょうか?

 さて、この季節になると思い出す微笑ましい話があります。ある時、アメリカ人の夫が、バリの出張からもどり “今回は、Jim(上司)のことを知る いいチャンスだったなぁ!” と笑うのです。そこで、すかさず私が “え?でも、ジムといったら、かなり上のボスで、出張に行く前は、ジムと一緒だから、スピーチやプレゼンの準備もより念入りにしておかなくちゃ、って少々緊張気味じゃなかった??” というと “そうなんだけどさ、プライベートなことで おまけがあってね・・・・ふふふ。” とニコニコ顔の夫。

 そこで話してくれたのが、出張中の週末に 夫と上司のジムが“日曜は会議もないし、一緒にスキューバダイビングに行こう!” となったんだそうです。ちょうど バングラディッシュで医師をしているジムのお姉さんもジムに会うために バリまで遊びに来ているから、3人で一緒に!!Jim にとっても、海外で医師としての奉仕を長年続けているお姉さん( Susan) に会うのは久しぶりとのこと。 

 ・・さぁ、いざ一緒に出かけてみると、夫いわく、 
"Susan kept calling him, Bud !!" ( お姉さんのスーザンがジムのことを バド、バドって何度も呼びっぱなしなんだよ!!) 
“そうなの~。・・・・・・で、それの、なにが可笑しいの?!”

 実は、Bud とは、すこし年の離れたお姉ちゃんが、よちよち歩きをはじめた弟を呼ぶときの、英語の決まった愛称なんだそうです。そう、Bud とは、お花のつぼみのことで、全くの赤ちゃんがよちよち歩きを始めて、急激にに世界がひろがり、すべてが輝いて見え始める・・そんな1-2、3歳の男の子の様子を、花のつぼみが、今まさに開花しようとしていることにたとえ、言ってみれば “つぼみ ちゃん” とよんでいるわけなんです。

 もうすぐ60歳になろうとしている、職場の大ボス ジムも、お姉さんのスーザンにかかっては まだまだ (永遠に?) “Bud (つぼみ ちゃん)” なんですよね~。 

 では また 月曜日に!

Monday, March 27, 2006

クラシックコンサート と 子ども ②


 The John F. Kennedy Center for the performing Arts(通称 ケネディーセンター)に行ってきました。ここは、私たちの住むヴァージニア州とワシントンDCを隔てるポトマック河沿いにあり、ご存知の方も多いと思いますが、コンサートホール・オペラハウスなどワシントンDCで中心的、芸術センターです。バレエ・ミュージカル・クラシックコンサートなど、世界の芸術家たちがこぞって公演する場所ですから、さぞかし、高いコンサートにいったんだろうに・・・と思われるかもしれませんが。・・・・嬉しいことに、これまた、無料なのです(笑)。

 毎夜6時からの1時間、演劇やコンサートなど、その日によって違うだしものがあり、観客は事前に、インターネットやケネディーセンターから発刊される月報で、その予定をしることができます。 観客席は約350席でオープンスペース。誰でも気軽に楽しむことができるのです。

 演奏してくれるアーティストたちは、未来のスターという感じが多いのでしょうか。だからといって、当然、学芸会のようではなく、まだ名は売れていないけれど、必ず近い将来に・・という感じです。

 "Performing Arts for Everyone" (すべての人に舞台の芸術を!)というのが、このステージのテーマです。こういう表現は、とても開かれていて公平で、いかにもアメリカらしいな、ワシントンDCらしいな、と思います。アーティストも観客も、様々な国籍があってあたりまえ!という感覚です。

 さて、当日のアーティスト達は、ワシントンDC近郊に住んでいて National Symphony Orchestra  (アメリカ国立交響楽団) のFellowship Program (特別団員プログラム) として選ばれている 高校生20人の中から4人が演奏をしてくれました。これは、Competition (コンクール) で選ばれ、1年間、Scholarships (奨学金) を受け、国立交響楽団員からレッスンを受けたり、リハーサル見学したりすることができ、将来プロの音楽家になりたい高校生なら誰しもあこがれるプログラムのようです。

 6歳の娘もバイオリンを弾くので、コンサートの後に

"I would like to get the violinist's autograph !" (私、あのバイオリニストからサインをもらってきたい!)

 と楽屋までかけつけたら、未来のスターが、

"Wow ! I am so happy !! Actually, this is my first autograph ! " (やったぁ!すごく嬉しいわ!!サインを求められたのなんて初めてだわ!)

 なんていう、可愛いエピソードもつけたしておきましょうね。



 John F. Kennedy Center for the Performing Arts の詳しい情報は http://kennedy-center.org/
でご覧になることができます。



Thursday, March 23, 2006

Hello Friends ①

 このコーナーは 私のまわりの すてきなアメリカ人の "職業" を ご紹介するコーナーです。アメリカの人たちはどんなふうに仕事をしているの? アメリカ人のプロフェッショナルな一面をちょっと覗いてみたいと思いませんか。 
 
 まず、彼/彼女が 英語で自己紹介をします。 彼らが どんなことを語ってくれるのか? 英語の練習にもなりますね (笑)。さぁ、記念すべき 一回目のゲストは、、 私のアメリカ暮らしのきっかけになった この人です。

1. Name: Sidney  

2. Occupation: Manager for International Ocean Observations ,NOAA

3. What do you do at work ?: I have a great job! I get to travel around the entire globe working with very smart friends from many countries to put instruments such as thermometers in the ocean to measure its temperature and other measurements. This helps us to better understand the climate.

4. What is your best part of your job ?: I truly believe the best part of my job is meeting friends from all over the world and learning their cultures. I have climbed to the top of Mt. Fuji in Japan, been to the Great Wall of China, seen the Christ Statue in Rio De Janeiro in Brazil, viewed the "Last Supper" in Milan Italy, dived on the Great Barrier Reef in Australia and climbed Diamond Head in Hawaii all with friends from these different Countries and also experienced their culture, food and music.

5. Hobby: My favorite is being with my wife and two children, a boy and girl. We enjoy riding bikes and being outdoors together. Also I like to SCUBA dive and hike all over the world.

6. What do you know about Japan ? : I lived in Japan for six years so I know the people of Japan are very warm and friendly. They are also very courteous to people visiting from other countries as I experienced many times. I know the food and music and culture of Japan. Most importantly, my beautiful Oksan (wife) is from Japan.


1. 名前: シドニー      

2. 職業: 国立海洋大気局 国際海洋観測部 マネージャー

3. どんな仕事ですか?: 私は、とても楽しい仕事についているんです!世界中をかけめぐり、様々な国の、頭のよい友達たちと海中の温度を測定する温度計やそのほかの測定機を設置したりする仕事を一緒にするんです。 これは、私たち人類が より気候について理解するのに役立つのです。

4. 自分の仕事の一番好きなところは?: この職業の一番よいところは、なんといっても世界中の友達(同僚)と出会い、彼らの文化を学べるということでしょう。 富士山の頂上にも登ったし、中国の万里の長城にも行きました。ブラジルのリオデジャネイロでキリスト像や、イタリアのミラノでは“最後の晩餐”の名画をみる機会にも恵まれました。オーストラリアのグレートバリーリーフではスキューバダイビングを経験し、ハワイのダイアモンドヘッドには、様々な国の友人達と一緒に登ることができました。そして、それぞれの国も文化や食事、音楽を体験することができるのです。

5. 趣味: 一番すきなのは、妻と2人の子供たちと一緒にいることです。息子と娘がいます。一緒にサイクリングをしたり、屋外にでて過ごすのが好きなのです。それから、スキューバダイビングと世界中を歩きまわることも好きなんです。


6. 日本についてどんなことを知っていますか?: 日本に6年間住んでいたので、日本の人たちがとても温かく友好的だということを知っています。そして、日本の人たちは 私が何度も経験したように外国から来た人たちに とても丁寧で思いやりをもって接してくれるのです。 日本の食べ物や音楽、文化についてもしっていますよ。でも、一番大切なのは、私の奥さんが日本から来たということです。

 

 自分の仕事が大好き!!と どんなに忙しくても、言いきれる彼。そういう仕事に出会えたことは、とても幸せなことだと思いませんか。

 写真は、ホワイトハウスの 通称 Red Room (赤色の部屋)で撮影したものです。(写真をクリックすると大きくなります。)
 

Monday, March 20, 2006

アメリカのなかの“日本”②


 HOKUSAI 展に行ってきました! Washington D.C (ワシントンDC)内にある、Arthur M Sackler Gallery (アーサー・サックラー ギャラリー)に 葛飾北斎の作品が勢ぞろいしたのです。
 繊細なラインと 大胆な構図、ひょうひょうとしたユーモアのある彼の作品は、アメリカ人にもとても人気があります。訪れた日が祭日だったこともあり、会場は大混雑でした。 代表作の 神奈川沖浪裏 や 凱風快晴(赤富士)の前には人だかりができ、長い間、食いいるように作品を見ている人も多かったです。 この展覧会のキャッチフレーズは "Ordinary People, Extraordinary View" “庶民を描いた、並外れてすばらしい視点” という感じでしょうか。 ordinary (普通の)と extraordinary(並外れてすばらしい) が対になっていて、江戸時代の庶民に視点を当てた北斎のずば抜けた才能と画力を表現する、おもしろいキャッチフレーズだと思いました。

                    さて、アメリカの美術館で、感激することが2つあります。

 ひとつめは、作品をとても間近に見られるということです。北斎の作品も、額に入ったものが、そのまま壁に飾られていますから、みようと思えば、目先3センチに彼の作品が見えるのです。 “絵は もともと鑑賞するためのもの” という考えからきているのだと思いますが、日本のように50センチくらい手前から、もう1枚のガラスで囲まれているのと違い、アートをより身近にとらえることができますので、この展示の仕方がとても好きです。
 2つめは、今回訪れたスミソニアン美術館系の入場料が無料だということです。アーサーサックラー氏は医学研究員で出版者、そして美術収集家でもあり、基本的にこの美術館に収められているのは、彼の寄付によるものです(今回のような特別展示会を除く)。また、スミソニアンの予算の70%は国家予算から、残りを企業・個人の寄付、ミュージアムショップや館内のカフェなどの売り上げでまかなっているようです。ですから、観覧に訪れる人は、気軽に芸術を楽しむことができます。小さい子供をつれていっても、高い入場料を払ったのでは、子供がぐずり始めたって、元を取ろうとねばってみたり、また、入場してからぐずりだすことを危惧するあまり、高い入場料を鑑みて、「最初から(入場を)やめようか・・。」と思う心配もありません。気軽に入って、もし、ダメだったら・・次回、機嫌のいいときにもう一度来よう!と思いなおすことができます(笑)。また、今回のHOKUSAI展 少々大人の雰囲気でしたが、たいていは、とても Kids Friendly (子供たちを歓迎してくれる)なスミソニアン美術館です。次回は、そんなこともお話したいと思います。

おまけの写真は・・・。 スミソニアン美術館 界隈にいる大道芸人のおひとり。工事用のポール、ゴミ箱、清掃用洗剤の入っていた箱、スーパーマーケットで使う買い物カート を使って、ドラムをたたいている・・というわけなんです。道ゆく人が、気に入れば、手前にあるドラム缶にお金を入れていきます。彼は、なかなか腕がよく、私たちが通りすぎる間にも、かなり稼いでいましたよ(笑)!




 

Sunday, March 19, 2006

読者のみなさまへ


 今日は、すこし余談の おしらせ と お願い です。

 徐々に、このブログも軌道にのってきました。頭の中は、どうやったら、アメリカに訪れたことのない、日本の子供たちに、この国のよいところを伝えられるだろう、英語を身近に感じてもらえるだろう・・・そんなことばかり考えています。すると、次々にアイディアがわいてきて、このブログ上でくみたい特集などがひらめいて、夜中にベットから起きだし・・ごそごそ書きだしたりしています(笑)。

 私が、英語と親しくなったのは(・・それでも、いつもNativeへの壁はあつく、うちのめされたりもしているのですが(笑)。)やはり “人” 。アメリカで出会った、“良質のアメリカ人” 、温かい人、魅力的な生き方をしている人 そんな人たちをもっともっと知りたくて、、、というのが大きな理由のような気がします。

 だから、日本の子供達にも、アメリカの文化だけでなく “人の心” を伝えていけたらいいなと思っています。
 そこで、思いついたのが、私のまわりの “素敵なアメリカ人” をドドーンと皆さんにご紹介しようと(笑)! 彼らに寄稿してもらう準備もすすめています。

 そこで、皆さんにお願いがあります。 

 ① お友達に、このブログのことを紹介してください。せっかく、とびっきりの人たちにゲスト出演してもらうのですから、ひとりでも多くの日本のご家庭に見ていただきたいのです。
 ② 皆さんが知ってみたいこと、こんなところはどうなっているの?そんな疑問があったら是非、投稿してください。その日のブログ記事に関連がなくても一向にかまいません!

 では、また月曜日に!!

Friday, March 17, 2006

アメリカの小学校 ③


 今日は私たちの住む ヴァージニア州アーリントン郡 の学校制度についておはなしをします。

 ここアーリントン郡には、11校のPublic Elementary School (公立小学校)があります。そして各家庭が、いくつかの “選択肢” から子供にあった学校をえらぶことができます。

 まず大きく分けて、Neighborhood Schools (近隣の学校) と Alternative Schools (選択できる学校) にわかれます。 

 “近隣の学校” とは、まさに住んでいる家に一番近い、地域の学校。何の選択もなく、そこに行くことができます(これは日本もおなじですよね。) 

                   
  そして、もう一つの “選択できる学校” の存在。これは、アーリントン郡に限っていえば 

 “Traditional School” (学問に重きをおいた勉強の要求度の高い小学校) 1校 
 “Spanish Language Immersion School”(スペイン語と英語の両方で授業の行われる小学校)2校
 “ Science Focus school”  (科学や算数に重きをおいた小学校) 1校
 “Montessori School” (モンテッソリー教育を行っている小学校) 1校
 “Drew Model School” (音楽や芸術に力を入れている学校) 1校

 などに分かれます。そして、Alternative Schools (選択できる学校)にその年の応募者が殺到しすぎた場合は、lottery(抽選) となるわけです。やはり選択肢があるならば、より子供にあった学校に入れたいのが親心。ですから、毎年、これらの “選択できる学校” は抽選会があるのが常識のようです。ただ、公立ゆえに、事前に入学試験や面接などで選別せず、まさに本人(家庭)の希望と、運だけで入学が決まるのですから、親が事前によほど、学校の様子を知っていて、本当に自分の子供にあっている学校なのかを見極める必要があります(でも、いざ学期がはじまって、この学校はあっていない・・と本人や家庭が思った場合は neighborhood school(近隣の学校) に転学することもできます。でも、逆の“近隣の学校”から”選択できる学校”に転学することは学年の途中ではできません。)

 さて、我家の娘は、その中でスペイン語と英語で授業の行われているImmersion School に行っています。私たちは、すでに二ヶ国語(日本語と英語)で暮らしていますから、とりわけ、スペイン語を話せるようになってほしいという希望があったわけではなかったのですが、“近隣の学校”に比べ、このImmersion School のほうが、校内は子供達の作品でいっぱいだし、先生達も元気いっぱい。学校として “活気” があったわけです。子供ごころに “わくわく” “楽しそう!” な雰囲気が漂っていたわけです。そんなわけで、彼女も交えた家族会議で、この学校に決めました。また、その中身については次の機会にお話しますが、とても楽しそうに通っていますよ!

Monday, March 13, 2006

アメリカのなかの“日本”①

 今日は子供の世界からみた “アメリカの中の日本” のお話です。

 アニメや任天堂などが、今のアメリカの子供達の認識する、日本の代表的なあそびの一つであることは否めないのですが、伝統的な “おりがみ” だって負けてはいません。娘がPre-school (幼稚園) に通っていた時は、いく度も、にわか 折り紙・切り紙 講師として園に招待されましたっけ。 参考作品としてつくった、何色もの折り紙を重ねて作る 手まり などは " I want to bring it back home !" (おうちに 持って帰りたい!)という子が続出で大人気でした。アメリカ人の親からも “手先が器用になりそう” “1枚の紙から立体的なものが作れるなんてとても賢い文化だと思う” となかなか評判がいいのです。

 そんなことに目をつけた、あるアメリカの会社が、こんなものを作っています。
    "Easy Origami 2006" Fold-a-Day Calendar"
 
子供用の“日めくりカレンダー”が折り紙でできていて、前日の解説書が、本日の折り紙 になるという仕組みです。

クリスマスの時期には、“知育おもちゃ”を扱うようなお店で、"Kirigami Calendar" と並べられて売られていました。


 そして、もう一つ、折り紙といえば、 Rosemary Wells という名の知れた絵本作家が Yoko's Paper Cranes (ようこ の おり紙の鶴) という絵本をだしています。これは、日本からアメリカに引っ越したYoko が、日本のGrand parents(祖父母)の冬の庭に飛んできた鶴を想いだしながら、 Grand mother (おばあちゃん) の誕生日に折り紙で鶴を折って、日本に送る・・というようなお話です。日本人である私の目からすると、こんなに古風に暮らしている日本人はもういないんじゃないかな・・という感じなのですが、西洋のとらえる日本というのを知るひとつの良いチャンスになりました。


折り紙カレンダーについては www.accordpublishing.com  で詳しい情報がわかります。

Friday, March 10, 2006

It's Spring Time !!


 いよいよ、ここワシントンD.Cにも、春がやってきたようです。昨日は気温が約16度(華氏60度)まであがったので、地元民達は、皆外に出て、暖かい気温と春の風を堪能しました。仕事をしている人でも、お昼休みに Jogging (ジョギング) や Rollerbrade (ローラースケート) で気軽にエクササイズを楽しむのがアメリカ流です。


 

6歳の娘は、自転車に乗るのが大好き!

"Would you like to go bike riding with me?" (一緒に自転車のりに行かない?)

と毎日のように誘ってきます。こんなにお天気のよい日には、道ゆく人たちも

"You are a great bike rider !!"(自転車乗るの上手ね!)とか
"I like your purple bike !!" (あなたの紫色の自転車とってもいいわね!)

とかほめてくれます。そのたびに "Thanks" と言ってはまた次の会話がはじまったりして、知らない人同士もよく話をします。公園でもお店でも、しょっちゅう声をかけられます。私たちが、よっぽど暇そうにみえるのか、お年寄りとは必ずといっていいほど、足を止めておはなしが長くなってしまい、夕食の支度を考えながら足早に退散することもあるのですが、でも、結局、人との出会いは一期一会。 延々と自分のペットの話をし続けるおばあさんに

"It was very nice talking with you. Have a wonderful spring !" (あなたとお話できてよかったわ。素敵な春をお過ごしなさいね。) などと言ってもらい、彼女の話を聞いてあげていたようで、実は私たちのほうこそ、励まされたり優しさをわけてもらっているんだなぁと帰路につきながら思うのです。そして、言葉はとても大事だな・・とも。“アメリカ人は思っていることを必ず口にする(意見を心のうちにしまっておけない)”とも言われますが、こういう良い面もあるんですよね!

Tuesday, March 07, 2006

アメリカの流行① Polly Pocket

 日本のおもちゃが、しばらく経ってから、アメリカに輸入されてくることがあります。シルバニアファミリー や たまごっち などが 私が気づいた代表的なものです。 特に、たまごっちは、この冬 まわりのアメリカの子供達には大変人気がありました。クリスマスプレゼントに欲しいものの トップ3 には入っていたんじゃないんでしょうか。(あっ、これは 女の子に限定してのお話。“お世話好き” はどの国でも女の子の特権でしょう!) 私が見た限り、アメリカで流行っている たまごっち は 10年近く前に日本で流行っていた たまごっちから大きな変化はないようでした。(今も、日本で たまごっち って流行っているんですか?)

 さて、前おきが長くなりましたが、写真のPolly Pocket( ポーリーポケット)が今、ここアメリカで、5-10歳くらいの女の子にとても人気があります。このお人形、10センチほどで、まさに手のひらに収まり、ポケットに入れて持ち運べるサイズです。シリコンのようなソフトなゴムの着せかえができて、靴やらバック・サングラスといった小物類・・・なんでも一緒についてきます。

アメリカでは車の移動が多いですから、そんなときも気軽にポケットに入れておいて、ちょっとした時間にも遊べる・・という感じなんでしょう。また、10ドル位で お人形+着替え3-4着 と手ごろな値段も人気に拍車をかけているでしょう。

 ただね、なんといっても・・・・・パーツが小さい !!! 10センチのお人形の “靴” なんて 想像してみてください。本当に、お米粒ほどです。それが、ハイヒールあり、ビーチサンダル・ジョギングシューズあり・・で もう何足も何足もあるんですから、掃除をするママの立場になれば・・・涙が出るほど大変・・なんですよ。

 さぁ。今回のアメリカでの Polly Pocket ブーム。 日本に近々輸出されて 日本のお母さんのかたづけを 悩ます日も来るんでしょうか?! 

 詳しくは・・ pollypocket.everythinggirl.com でどうぞ!

Sunday, March 05, 2006

アメリカの小学校 ②


アメリカの小学校では、学校説明会や保護者会などは、平日の夜に開かれることが、本当に しばしばあります。ここも、少し日本と違うでしょうか。(日本で暮らしていたときは小学校で働いていた私ですが、夜、学校の催し物があったのは、星空観察会くらいでした。) 

さて、今回の夜の催しは Science Fair といって、各学年がテーマにあわせた自由研究のようなものが発表されたり、音楽や体育など 特別授業の様子をビデオ撮影したものが、校内で流されたりしました。
学校の催しものが、夜あることのメリットは、なんといっても、両親とも参加できる可能性があるということでしょう。もちろん、家庭の事情により、片親しか参加できないとしても、最初から平日の日中に時間を設定してしまうよりは、参加できる可能性が高いと思いませんか?

 また、このような 学校公開の夜には、PTAも積極的に参加しますよ! 夜7時からはじまる行事の前には 保護者会の出店が出て、ピザと ボトルウォーターやジュースなどを 売ります。急ぎ足で仕事先から駆けつけたお父さんが、とりあえず小腹を満足させて、しかも、それらの売り上げが、学校への多少の献金にもなるという仕組みです。