みなさん、こんにちは。こちらWashington D.C は雨の週末をむかえています。久しぶりの長雨は、いつも急ぎ足で過ぎるにぎやかな週末を、少し静かなものにしてくれます。家の中を片付けたり、子ども達と本を読んだり・・・。なかなか良いな・・と思っているのですが、梅雨の続く日本の皆さんにはどう写っているでしょうか。
さて、今日は私たち Washingtonian (ワシントニアン・ワシントンの住民) の新聞、The Washington Post から、アメリカのなかの“日本” をお届けしたいと思います
。
アメリカに住み始めたとき、週末の新聞の厚みに とても驚いたものでした。早朝、新聞配達の人が どさり と前庭に投げ配る 新聞の音で、目が覚めるほどです。中を見ると、本紙のほかに、Style, SPORTS, METRO, OUTLOOK, BOOKS など、たくさんの見出しに分かれた別紙が入っています。最初は、何でこんなにたくさんあるのかしら?と思っていたのですが、住み慣れてくると、なるほど、興味のあることを読み選べたり、なかなか楽しいのです。日曜日の遅い朝には、初老のカップルが、カフェで同じ新聞を2誌・コーヒーを2つ買って、それぞれが、自分の好きな記事を時間をかけて読んでいる光景もよくみかけるものです。
さて、そんな中で、今日の "Travel" (旅行)の記事に、東京が特集されていました。“東京は(値段が)高い!”というところに大きく赤いバツが書かれ、いかに(アメリカ人が世界で一番物価の高い国と信じて疑わない)東京に安くいけるかという記事です。ある記者が東京への旅(1週間)を飛行機代も入れて、$1000(1000ドル) 以下で楽しんできた様子が書かれ、どんなふうに過ごせば、安くて楽しい東京を満喫できるかというものでした。その記事によると、究極、6つの方法をすすめています。
Free Tokyo (or Almost): Six Ways to See the City for Less (By Ben Brazil, The Washington Post)
1, Visit the fish market( It features narrow passageways that lead past stalls of octopus, crab and other fruits of the sea. Get there early: The tuna auction starts around 5 a.m.)
2, Go temple-hopping. Shrines and temples are everywhere. Meiji Jingu, probably Tokyo's most important Shinto shrine, is a must-see.
3, Stop and smell the cherry blossoms. Shinjuku Gyoen has French-, English-, and Japanese-style gardens spread over 144 acres. You can also visit the East Garden of the Imperial Palace.
4, Tour showrooms. Many Japanese companies have Tokyo showrooms, free way yo check out products. You can see huge TVs, cameras and even a robotic dog at the Sony Building. Also good is Honda's Welcome Plaza Aoyama, with motorcycles cars and Asimo the robot. Electronics giant Laox's is a gadget wonderland in the Akihabara" Electric Town" district. Don't miss the massage chair on the six floor.
5, Look at the view. The Tokyo Metropolitan Government Building One has free viewing platforms on the 45th floor.
6, See a show. Kabuki-za is Tokyo's top spot to see Kabuki, a traditional form of drama. Although performances can be long and pricey, a single act at Kabuki-za costs about $6.50 to $9. The English-language headphones are worth the extra $3.50.
とその概略は・・
1、築地魚市場見学 (マグロのせりは早朝5時から)
2、寺めぐり(明治神宮など)
3、桜 お花見(新宿御苑など)
4、都庁45階から見る眺め
5、ショールームをまわってみる(ソニー・ホンダ など。大型電気店のラオックスにあるマッサージチェアを試すのも忘れないで!)
6、歌舞伎(一番安いものなら$6.5-$9からあり。英語のイヤホン解説は余計に$3.5払う価値あり)
などと書かれていました。日本の方には、当たり前!と写る記事かもしれませんが、アメリカ暮らしに慣れてきた私たちには、とても新鮮で楽しい記事でした!“そうかそうか、今度日本に行くときは 築地市場に連れて行ってあげよう !” なんて思っていましたから(笑)。そして、もうひとつ。日本の人には当たり前(?)と写るかもしれませんが、ソニーやホンダのロボット・テレビの最新機能・車なども、アメリカ人には一見の価値ありのショールームなんですよね。これは余談ですが、私のアメリカ人の知り合いで、ウォシュレット(清浄機つきトイレ)のことを Space Toilet (宇宙人が使うような未来的なトイレ) とよぶ人が何人かいますよ(笑)。ボタンひとつでお尻を洗ってくれたり、ドライヤーで乾かしてくれたり・・と至れり尽くせリの、日本文化は、大らかなアメリカ人には、とても新鮮に写っているようです!
では、また水曜日にお目にかかりましょう!