Come on, Bud !
さて、この季節になると思い出す微笑ましい話があります。ある時、アメリカ人の夫が、バリの出張からもどり “今回は、Jim(上司)のことを知る いいチャンスだったなぁ!” と笑うのです。そこで、すかさず私が “え?でも、ジムといったら、かなり上のボスで、出張に行く前は、ジムと一緒だから、スピーチやプレゼンの準備もより念入りにしておかなくちゃ、って少々緊張気味じゃなかった??” というと “そうなんだけどさ、プライベートなことで おまけがあってね・・・・ふふふ。” とニコニコ顔の夫。
そこで話してくれたのが、出張中の週末に 夫と上司のジムが“日曜は会議もないし、一緒にスキューバダイビングに行こう!” となったんだそうです。ちょうど バングラディッシュで医師をしているジムのお姉さんもジムに会うために バリまで遊びに来ているから、3人で一緒に!!Jim にとっても、海外で医師としての奉仕を長年続けているお姉さん( Susan) に会うのは久しぶりとのこと。
・・さぁ、いざ一緒に出かけてみると、夫いわく、
"Susan kept calling him, Bud !!" ( お姉さんのスーザンがジムのことを バド、バドって何度も呼びっぱなしなんだよ!!)
“そうなの~。・・・・・・で、それの、なにが可笑しいの?!”
実は、Bud とは、すこし年の離れたお姉ちゃんが、よちよち歩きをはじめた弟を呼ぶときの、英語の決まった愛称なんだそうです。そう、Bud とは、お花のつぼみのことで、全くの赤ちゃんがよちよち歩きを始めて、急激にに世界がひろがり、すべてが輝いて見え始める・・そんな1-2、3歳の男の子の様子を、花のつぼみが、今まさに開花しようとしていることにたとえ、言ってみれば “つぼみ ちゃん” とよんでいるわけなんです。
もうすぐ60歳になろうとしている、職場の大ボス ジムも、お姉さんのスーザンにかかっては まだまだ (永遠に?) “Bud (つぼみ ちゃん)” なんですよね~。
では また 月曜日に!